手強い難易度と魅力的なシステムと8bitで三次元な世界感「FEZ」
懐かしくも新しい
動画を見て分かるとおり、8bitの世界感に三次元的な要素を加えたかなり斬新なゲームだ。
かわいらしいキャラクター、カラフルでレゴ的なワールド。放牧的としていてほのぼの。ナビゲートしてくれるキャラクターもとってもキュート。
「四角が好きだね、立方体なんてあるわけないよ!!」とNPCキャラクターが言うように、主人公は元々二次元の平面世界を生きている。
しかし、そんな主人公は老人から立方体を託され、三次元の世界へとアクセスする能力を手に入れる。世界にちらばる立方体を集めて世界を救うのが目的。
ファミコン的、PC98的な8bit要素が随所に見られ、ちょっとしたパロディもいくつかある。二次元から三次元へと移行する演出はワクワクさせてくれた。
音楽もピコピコした音の中にクリアなサウンドが混じって不思議な感覚になる。
決してボリューム不足なことはない
このゲームはアクションパズルだ。二次元世界をぐりぐり動かし、行けなかったはずの場所へと移動する。これがかなり頭を使う。
かなり考え込まれたゲームシステムだと唸らされる。
しかしフィールドとフィールドがかなり複雑に入り組んでいて、把握するのにも時間がかかる。ワールドマップも分かりやすいように工夫されているが、全てのフィールドを歩き回るのは大変だ。手応え抜群、少し癖のあるゲームだが、腕に覚えがあるなら丁度良い暇潰しになること間違いなしだ。
しかしこんなゲームが低価格で購入できるとは。本当に良い時代だなあと思う。