とにかく大迫力・息継ぎなしのロボットアクション「パシフィック・リム」感想

大ヒット上映中! 3D/2D同時上映|映画『パシフィック・リム』公式サイト

近未来。太平洋の奥深くにある海溝から突如巨大な生物が現れ、世界各国の主要都市が次々と襲われた。「カイジュウ」(怪獣)と呼称される謎の巨大生物たちの圧倒的な力を前に、人類は滅亡の危機に瀕する。国際的な軍事組織、環太平洋防衛軍は最終手段として、パイロットと神経を接続して動く2人乗りの巨大ロボット「イェーガー」を稼働させ、カイジュウ退治に向かわせた。対怪獣戦争のはじまりである。

とにかく迫力のある映画がみたい! と思ったら今年はもうこの映画意外にないだろう、と思うほどに出し惜しみしない映画だ。

目まぐるしい程にシーンが進み、戦闘、戦闘、戦闘!!

冒頭一分からカイジュウが出現してからノンストップ。スピードマックス。監督はこの映画を「目のプロテイン」と表現したけれど、まさにという感じ。

その分細かな所に粗が見受けられるものの、そんな事を気にしてたら負けだ。カイジュウは怪獣らしく動き回り、ロボはロボらしくガショガショ駆動する。それぞれ特徴があって実に良い。突拍子の無い設定が目白押しで、特撮ファンはきっとこういうのたまらないのだろうなと思う。音楽も素晴らしく、ゴジラの登場シーンを彷彿とさせるような曲調はきっとリスペクトなのかなとか思ったり。

吹き替え版は声優の方々が熱演していて無理なく物語にのめり込めるし、贅沢な娯楽映画が出来たものだ。

話題になった芦田愛菜の演技も見事。「ママ」の一声に胸が締め付けられる。

総じて、満足度が高く手放しで見る事が出来る映画だった。