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これこそ”続編”に相応しい「オーシャンズ13」感想

ダニー・オーシャン率いるチームが復活。今度の獲物は冷酷無比なカジノ経営者であり、オーシャンの仲間を裏切ったウィリー・バンク(アル・パチーノ)。暴力なしで誰も傷つけず、バンクを懲らしめるために集う仲間たち。ターゲットはふたつ。ひとつはバンクが自身の名を付けた新しいカジノ・タワー“バンク”のグランド・オープンを狙い、バンクを財政的に破綻させること。もうひとつはホテル経営者最高の栄誉である“5つのダイヤ賞”の受賞を阻むこと。バンクを破滅させるために動き出すオーシャンたち。実行不可能の危険なゲームが今始まる!

前作のレビューはこちら→隅々まで行き渡る余裕とかっこよさ「オーシャンズ11」感想 | aoringo works

オーシャンズのテイストそのままに、続編らしい続編です。12と来て順調に正統進化と言えるかと。あのかっこよさ、余裕さはそのままに好き勝手暴れてくれます。

さらにはこれまでが有るからこそ見せられる展開があり、とにかく燃えます。目的のために突き進む面々はやっぱり余裕でカッコイイ。

ただ、各々の思惑が重なり複雑。群像劇の面もさらに濃くなり、最後で収束する様は気持ちいいものの何がなにやらという感覚があるのもまた事実。何度も見てみる必要がある所もあります。

無駄な所は一切なく、トラブルはトラブルで格好良く決めていく。問題を迅速に解決していく機転と采配はワクワクさせてくれます。次があるなら、次の悪役は一体誰だ? と期待して待とうと思います。

隅々まで行き渡る余裕とかっこよさ「オーシャンズ11」感想

「4年の刑期を終え、仮釈放されたカリスマ窃盗犯ダニー・オーシャンは、すでに次なる標的を決めていた。それは、ホテル王ベネディクトが経営するラスベガスの3大カジノ“ベラージオ”“ミラージュ”“MGMグランド”の巨大地下金庫に眠る総額1億5000万ドル!計画遂行のためにオーシャンがスカウトしたのは、頭の切れるいかさまトランプ師ラスティーをはじめ、スリの達人ライナス、爆破の達人バシャー、元カジノ・オーナーのルーベン、メカに強いバージル&ターク兄弟、カード・ディーラーのフランク、元詐欺師で変装の達人ソール、配線のプロであるリビングストン、アクロバットの達人で中国系アメリカ人イエン。かくして11人のスペシャリストたちによる犯罪ドリームチームが誕生した!

難攻不落のカジノにスペシャリスト11人が挑む! それだけでワクワクしますが、映画自体は淡々と歩を進めるなんとも不思議な映画。一人一人にキッチリ見せ場もあって良い。

一つ一つの伏線はサラリと流れてのしまい、ほほんと見てると重要な事を見逃してしまう。一秒たりとも気が抜けないのだが、画面からあふれ出る余裕さが本当にカッコイイ。個性的なキャラクターも、それ自体が伏線になっている。恐れ入る。合間に入れるコメディ的なシーンもほどよく笑える。

こういう泥棒ものは、視聴者すらもミスリードしてくれるのが常だが、この映画も類い漏れずやってくれるのが良い。

敵も冷徹。表情を一切変えずに恐ろしさが伝わってくるようだ。全体的に、雰囲気作りと理屈と伏線が綺麗に積み上げられている。何度も見てしまうスルメ的な楽しさがある。

いいね、やっぱりこういうのも。