これこそ”続編”に相応しい「オーシャンズ13」感想

ダニー・オーシャン率いるチームが復活。今度の獲物は冷酷無比なカジノ経営者であり、オーシャンの仲間を裏切ったウィリー・バンク(アル・パチーノ)。暴力なしで誰も傷つけず、バンクを懲らしめるために集う仲間たち。ターゲットはふたつ。ひとつはバンクが自身の名を付けた新しいカジノ・タワー“バンク”のグランド・オープンを狙い、バンクを財政的に破綻させること。もうひとつはホテル経営者最高の栄誉である“5つのダイヤ賞”の受賞を阻むこと。バンクを破滅させるために動き出すオーシャンたち。実行不可能の危険なゲームが今始まる!

前作のレビューはこちら→隅々まで行き渡る余裕とかっこよさ「オーシャンズ11」感想 | aoringo works

オーシャンズのテイストそのままに、続編らしい続編です。12と来て順調に正統進化と言えるかと。あのかっこよさ、余裕さはそのままに好き勝手暴れてくれます。

さらにはこれまでが有るからこそ見せられる展開があり、とにかく燃えます。目的のために突き進む面々はやっぱり余裕でカッコイイ。

ただ、各々の思惑が重なり複雑。群像劇の面もさらに濃くなり、最後で収束する様は気持ちいいものの何がなにやらという感覚があるのもまた事実。何度も見てみる必要がある所もあります。

無駄な所は一切なく、トラブルはトラブルで格好良く決めていく。問題を迅速に解決していく機転と采配はワクワクさせてくれます。次があるなら、次の悪役は一体誰だ? と期待して待とうと思います。