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「aoringo works」一周年! 軽くこれまでを振り返る part1 ~本サイトの性質~

一周年振り替えり | aoringo works

一年で記事を227個投下

やあ、「aoringo works」もついに一周年が経過いたしました。ありがとうございます。ありがとうございます。

現時点で総記事数227という中々に良い数字となりました。ほぼ日刊という形でしょうか。まあよくもここまでこれたなあと自分では思います。

今回から数回にわけて、一周年の振り返りをしたいと思いますよ。

書評サイトとしてスタート

元々は書評サイトとしてスタートしました。クリエイターズネットワークさんのブログスペースサービス開始に合わせての始動、といった感じでしょうか。同時にいくつかのサイトを始動させ、経過を観察。

クリエイターズネットワーク

今でも書評は続けており、一カテゴリ、一コンテンツとして収まっています。

プログラムを始める

サイトを運営し始めて数ヶ月たったくらいから、デザイン、機能もろもろに不満が出始めます。

微妙に使いづらいなあ。そうだ、じゃあ自分で作ればいいんだ。

まあそんな感じで即本を買い込み勉強を始めます。ここから一ヶ月ほどブログ運営を停止、プログラムに熱中してました。

そこからは自分の欲しい機能を持ったプログラムをほぼ日刊で製作し続け、サイトの性質もここで「書評&プログラムサイト」へと変化していきます。

チャットログを整形するaoringo chat logmakerの製作

時を同じくして、IRCチャットログを吹き出し状に整形するプログラムを作り、ブログに取り込みました。これがその後「chat logger」へと変化します。

aoringo CHAT logger

ここくらいから、TRPG界になんとなく足を踏み入れます。どどんとふの存在をしり、セッションマッチングサイト「セッションマッチングシステム」を共同製作します。

TRPG.NET セッションマッチングシステム

この時点ではまだTRPGを実際に遊んでません。受注し、提供している状況です。その後も色々作っていく中で、そろそろTRPGを遊んでみたいな。と思うようになります。

TRPGを遊び始める

実際にTRPGを遊び始めたのはプログラムを始めてから五ヶ月程度後。ブログ開始時からは七ヶ月程度経ってから。割と貪欲にシステムにとらわれず色々遊んでおりました。

ここくらいからサイトの性質が完全によろず屋状態に。カテゴリごとに完全に分かれた形なりはじめます。デザインも八月手前くらいに今のデザインに落ち着きました。

今に至る

そうして今に至ります。実際の文章より現実はもっとカオスなんですが、大体こんな感じですよ。プログラムを提供したり、思い立ったら色々作っていたりします。結果としてこんなへんてこなサイト状態になりましたが、私らしくていいかなと思っています。

統一することは怖いことじゃない

一つのブログに色々な要素を詰め込むことは、基本的には利用者を迷わせてサイト自体が迷宮化すると言われています。

しかし、カテゴリをきちんと整理し、トップページからの導線を考えれば、私はそんなことはないと考えています。今後も新しい趣味や計画が始動したとしても、このサイトを中心に活動していく事でしょう。目指せライフログブログ。そんな感じですよ。

そのTRPGリプレイは誰のもの、目的に合わせて考える書き方と見せ方

そのリプレイ、議事録になってはいませんか

IRCやどどんとふで遊ぶと楽しかった軌跡が確実に残りますよね。特にどどんとふでは、色つきで出力してくれる上、html形式なのでそのままアップロードしちゃえばページとしてコンテンツになっちゃいます。大変便利。

私も見た目を変えるツールなんかを作ったりして、よく利用させてもらっています。

aoringo CHAT logger

さてはて、そういうわけで簡単にログが取れてしまう最近のTRPG事情ですが、それは本当にリプレイでしょうか? 議事録になってやいませんか。今回はそういうお話です。

そもそもTRPG暦が一年にも満たない輩がなに言ってんの? っていう感じですが、お付き合いください。

目的をはっきりさせる

遊んだログを丸々載せる事が無意味だとは言っておりません。例えば遊んだプレイヤーさんが見返して当時を振り返るには、やはり生のログが良いのです。ただ、それを「楽しかったです! 見てください!!」と第三者に見てもらうには、あまりにも大変です。

五時間の文字セッションを遊んだとして、その文字数は全体で数万文字にも及びます。もしかすると数十万文字にも。数万文字というのは感覚的にわかりづらいかもしれませんが、ライトノベル一冊で七万文字程度です。一万文字もあれば、30ページくらいの短編小説ほどの長さになります。

それを「この前こんなセッションしたんだよ」と渡されて、最後まで読む人は何名いるでしょうか、というお話です。一緒に遊んだプレイヤーなら、「面白かったところ」や「特に印象に残ったところ」にさっと移動して「ああ、こんな感じだったよね」と楽しめますが、そのセッションの盛り上がりどころがわからない場合は大変です。この大変さを「負荷」といったりします。

負荷の低いものにするにはどうすればいいでしょうか。方法はいくつかあります。

分割する、短くする、粗筋をつける、見た目を工夫する、効果を活用する。ざっとこれくらい。ひとつずつ見ていきますよ。

ちなみに、web上に公開するリプレイとしてのお話なので、本にしたりするにはまた違ったノウハウなどが必要になるかと思います。でも、大体一緒かなとは考えています。

分割する

本一冊にも及ぶ長々とした文章が、ひとつのページに収まった状況を見た事ありますでしょうか。スクロールバーが恐ろしく小さくなって、それだけで「うっ」となります。場合によっては一文字も見る事なくページを閉じてしまう人もいるでしょう。

最初の一行を見てもらう事がいかに大変か、お分かりになるかと思います。

まずはスクロールバーを大きくしましょう。分割するのです。「part1」とか「第1話」とかつけるのです。それで大体そのページがどれくらいの長さなのか、どれくらいで読み終わるのかがわかります。そこで面白いと思ってもらえれば、次へと移ってくれるはずです。

個人的な考えとして、ひとつのページあたり最大でも一万文字程度が限界だと考えてます。できるなら三千文字程度で抑えられるといいかな、と。

短くする

とにかく削る。ダイスボットの出目や、間延びした会話、相談の内容、はては行動などもガリゴリ削ります。判定は成功したかどうかを書き、戦闘などでお互いが何度もミスをしたらそこをカット。ダンジョンで探索していたら「それからかなりの時間がたち」の一言で時間をかっ飛ばしてもいいですよ?

何度も全体像を見渡して、少しずつ少しずつ影響の低そうなところをとにかく削っていきます。

場合によってはオープニングを一行で済ませて既にダンジョンの前に居る、でも問題ないかもしれませんね。

そのリプレイがロールプレイのやり取りを見せたいのであればそこを濃く、戦闘を見せたいのであればそこを濃くします。そうすると明暗がハッキリと出て読み応えのあるものになります。

粗筋をつける

リプレイの最初に、こんなセッションでしたというのは有効です。内容がわかっても、それが特徴的だったらもっと詳しく見てみたいという人を惹きつける要素になります。

粗筋をどこまでつけるのかは自由ですが、半分以上、最悪エンディングまで書いてしまっても特に問題はありません。10行くらいに圧縮できて、それが面白ければむしろ読みたいと思わせる重要な要素になります。

見た目を工夫する

リプレイ自体の見た目を工夫しましょう。文字がぎゅうぎゅう詰めに詰まっているのは目の毒だし、なにより他の人と一緒の見た目だと読まないままスルーされる可能性すらあります。

好みはあるでしょうが、私の場合は間を大きくあけて文字を少し大きめに、合間に破線を入れております。

これだけでもとても特徴的になります。webページの知識は必要になりますが、勉強しても損はありませんよ。

効果を活用する

これは簡単です。文字の大きさや色を変えるのです。効果的に仕えればとても印象に残りますが、センスが問われますねw 私はやってません。

熱量を大切に

遊んだ後は独特の”熱”があるはずです。それが冷めないうちに是非ともリプレイを作ってもらいたいなと思います。どこが面白くてどこが間延びしたのか、文字では把握しづらい独特な感覚が残っているうちに手をつけたほうが確実に出来はよくなると私は考えていますよ。

そうやって残した物は後になって見返しても確実に楽しいもののはずですし、価値のあるものになるでしょう。そのリプレイが第三者にとって面白いものなのかどうかは最後までわかりません。なにが正解なのかわからないからこそ、こういうものはやりがいがありますよね。

表現、表記、語句の統一を心がける

それぞれのプレイヤーによってその文章の書き方はまちまちでしょう。そういう時によくあるのが表現の違いです。表記の違いでもいいでしょう。笑うときに「(笑)」と「w」で違うときもあるし、「言った」と「いった」とか、「何」と「なに」とか。本当に色々です。リプレイにするとき、これらのゆらぎをどうするか迷うと思いますが、統一するべきです。

これらがゆらいでいると読者が混乱します。誤字脱字、判定方法の間違いなどもその都度、修正や注釈をしていきましょう。読んでくれる人の負荷をできるだけ少なくするように考えるといいかと思います。

同時に、句読点などにも注意を払うようにもします。文字チャットだと句読点をつけないで喋る人や、喋ってしまうことがありますが、著しく読みづらくなる要素なので特に気を配ります。

最後に

楽しいリプレイを書くため、どうすればいいのかという記事は驚くほど少なく、迷うものです。ブログの一コンテンツとしてリプレイをいくつか書き、まとめるには良い時期だと思ったので形にしてみました。

ちなみにこの記事はこの時点で大体2700文字です。ショートショートひとつ分といったところですが。人がさらりと読める文字数は大体これくらい、というのが私の感覚です。そう考えると一万文字というのは結構気合を入れて読む必要があるということ。長くても一万文字にはやっぱり収めたいというのが私の今のところの答えです。

4コマで分かるエリュシオンTRPGに「aoringo CHAT conv」が紹介されました。

ELYSION 4コマで分かるエリュシオン TRPG 第37回「整形しよう」
 リプレイ執筆講座第一回でも触れましたが、リプレイが他の人に読んでもらうためのものである以上、読み物として『整形(書式などを整えること)』が必要になります。 …

twitterで流れてきた知ったのですが、私のツールが紹介されておりました!!

ありがとうございますっありがとうございますっ!!(土下座)

しかもなんか青林檎の絵まで漫画の中に描かれてるじゃないですかっ!

もう全ての文末が「!」で埋まるくらいうれしいわけですよ。本当にありがとうございます。今後もaoringo works共々よろしくおねがいいたします。

ちなみに該当漫画で紹介されているのは、

aoringo CHAT conv

ですね。IRCやどどんとふなどのチャットログを、プレーンテキストで整形して吐き出します。リプレイとして編集する前の読みやすさのため、書籍化にする前の手間の削除のために利用していただけるかなと思い作成されたツールです。

このままだとホームページにあげても見た目が・・・という時のために、

aoringo CHAT logger

というツールもあります。こちらはログをHTMLタグで整形して出力します。ホームページなどを運営している方はこちらもご利用ください。

なお、各種ツールへの要望や、新しいツールの希望などもどしどし受け付けております。当ブログやtwitterでお気軽に問い合わせくださいな。

重ねることになりますが、これからもaoringo worksは「恋と冒険の学園TRPG エリュシオン」やTRPG全般を全力で応援すると共に、楽しい事や面白い事にも全力を出して取り組んでまいります。

TRPGのリプレイに最適なCSSスタイルを考える

タイトル通りです。

CSSってのは、HTMLの見た目をエレガントにカッチョウヨクデザインする事の出来る特別な文法であります。この機会に勉強するのもよいでしょう。

この記事では、CSSはある程度理解しているという前提に立ち考えていこうかと思いますよ。

pre か p か dl か。

まずどのHTMLタグを使用してデザインをするのか、選定をしていかないといけませんね。

テキストをそのまま持って来るという意味で、一番簡単なのが「pre」タグです。

<pre>
改行なんかも気にせずいけるもんね
わーいわーい
</pre>

brタグなんかを利用しなくてもそのままコピペでいけちゃいますね。ただ、問題点もあります。

それは各行のデザインをする事が出来ないということ。無難なテキスト丸出しなのでションボリーにな感じになりがちです。

二つ目、「dl」タグです。これは辞典などの項目に用いられますね。

<dl>
 <dt>PC1</dt>
 <dd>あいうえお</dd>
</dl>

こんな感じです。見出しと内容でこのように分かれてくれるの比較的見やすい形になるし、CSSでスタイリングもしやすいです。

が、htmlタグを見ての通り、それぞれの項目をタグで包む必要があるので面倒くさいという点があります。

そんなわけで、今回私は「p」タグを利用することにしました。

このブログを作るのに利用されている「wordpress」では、普通に文章を打てば、吐き出されるhtmlデータは全て「p」タグで囲われているのです。

これを利用しない手はありません。

実際にデザインしていく

とはいっても特に難しい事は考えません。見やすい文章になるように細かく調整していくだけです。

<div class="replay">
 <p>PC1:テスト</p>

<p>GM :テテスト</p>

<p>
 PC1:テストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテスト</p>

<p>GM :テ、テスト</p>
</div>

利用するテキストはこんな感じ。div.replayに囲まれた物のみに適応される形ですね。

素のままだとこんな感じ。

まず横幅を大体600pxにします。これは、横長になりすぎるとそれだけでストレスになる場合があるからですね。

読みやすい!

しかし折り返された文章が名前と被って読みづらい気もします。

そこで。

「text-indent」と「padding-left」を使用します。

text-indentは文章の一行目だけをインデントします。

p{
 text-indent:1em;
}

これで、

こんな感じになるわけですね。

じゃあこうしてみると?

p{
 text-indent:-3em;
 padding-left:3em;
 }

こんな感じで二行目以降にインデントする事が出来るわけですね。

他にも色々と装飾を乗っけて、見やすいTRPGリプレイを目指してみて下さいね。

軽く修正してみて最終的にはこんな形に。

<style type="text/css">
 body{
 max-width :600px;
 margin :0 auto;
 }

p{
 margin :0;
 text-indent :-4em;
 padding :10px 0 10px 4em;
 border-bottom :1px dotted gray;
 font-size :12px;
 font-family :monospace;
 }
 </style>

今回のデモは↑より。

また、aoringo worksではIRCやどどんとふの利用により生成されたチャットログを見やすくするためのwebツールを開発しています。

aoringo CHAT logger

こちらもご利用下さいな。

開発

一人、もしくは複数で制作されたもの。aoringo発案、メイン制作なものは「aoringo」が冠につく。

aoringo CHAT logger
IRC、TRPGチャットのログを綺麗に整形することができるwebツール
Aoringo Elysion Enemy-sheeter
エリュシオンTRPGのエネミーシートを簡単に作成できるwebツール
共同制作:Kurumi’s TRPG archive

提供

依頼を受ける形で制作した制作物。

TRPG.NET セッションマッチングシステム
TRPG.NETが運営している、TRPGをプレイする全ての人たちに向けたTRPGマッチング特化webサービス
cre.jp 検索ページ
NEXTに属する各種体系の総合的な検索webツール
IRC公開LOG | クリエイターズネットワーク
NEXTが運営する一部のIRCチャンネルのチャットログを閲覧することが出来る。CRE.jp、TRPG.net、語り部で運用中