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TRPGリプレイに最適かも? 一行アイコン対話型ノベルが執筆できるwebサービス「アイノベ」

アイコンノベルというらしいですね。初めて知りました。

アイノベ-アイコンを使った小説-

画像、動画、ニコニコ静画、ツイッターなどなど、アドレスを貼り付けるだけでサムネイルを表示してくれるようです。

アイノベで何ができるか試してみるんだ -アイノベ-こちらのアイコンノベルである程度確認する事が出来ますよ。皆考えることは同じなんですね。

アイノベの作り方

軽く弄りながら使い方を見ていきましょう。

アイコンを選択し、発言をする形のようですね。

アップロードは分かるのですが、「ニコ静から取り込む」というのはどうなのでしょう?

と思ったらフリーアイコンというものがあるようですね。へえ、よくできてます。

アドレスを入力しただけでプレビュー画像が出てきます。

追加を押すと一覧に出る分けですか。で、このアイコンをクリックすると、

アイコンが設定できるわけですね。発言内容を設定して追加します。

追加した発言は簡単に入れかえられるようですね。

あとはカテゴリやタグを設定するだけ。基本的なブログを利用できれば扱いは簡単ですね。

まとめ

利用価値は色々あるとは思いますが、かなり限定的な需要になるかと思われます。発言も一つ一つ追加していく必要があるのがTRPGプレイヤーには少しきついでしょうか。テキストファイルにまとめておいたのを一括変換できる、とかならまた違った結果にはなってくるとは思いますが。

ともあれ、操作は単純ですぐに利用でき、アイコンも色々扱えるのは純粋に嬉しいところです。かわいらしい対話型コンテンツを作りたいけれど、ホームページを作る知識などないという人へ向けての機能だと思うので、今後どう成長していくのか期待大です。

 

ちなみに、私もどどんとふやIRCのTRPGチャットログをhtml形式に変換するツールを作っています。大量のログを一括で変換したい場合にはお使いください(ガチマ)→TRPGセッションのログをhtml形式に整形し直す「aoringo CHAT logger」 » aoringo works

そのTRPGリプレイは誰のもの、目的に合わせて考える書き方と見せ方

そのリプレイ、議事録になってはいませんか

IRCやどどんとふで遊ぶと楽しかった軌跡が確実に残りますよね。特にどどんとふでは、色つきで出力してくれる上、html形式なのでそのままアップロードしちゃえばページとしてコンテンツになっちゃいます。大変便利。

私も見た目を変えるツールなんかを作ったりして、よく利用させてもらっています。

aoringo CHAT logger

さてはて、そういうわけで簡単にログが取れてしまう最近のTRPG事情ですが、それは本当にリプレイでしょうか? 議事録になってやいませんか。今回はそういうお話です。

そもそもTRPG暦が一年にも満たない輩がなに言ってんの? っていう感じですが、お付き合いください。

目的をはっきりさせる

遊んだログを丸々載せる事が無意味だとは言っておりません。例えば遊んだプレイヤーさんが見返して当時を振り返るには、やはり生のログが良いのです。ただ、それを「楽しかったです! 見てください!!」と第三者に見てもらうには、あまりにも大変です。

五時間の文字セッションを遊んだとして、その文字数は全体で数万文字にも及びます。もしかすると数十万文字にも。数万文字というのは感覚的にわかりづらいかもしれませんが、ライトノベル一冊で七万文字程度です。一万文字もあれば、30ページくらいの短編小説ほどの長さになります。

それを「この前こんなセッションしたんだよ」と渡されて、最後まで読む人は何名いるでしょうか、というお話です。一緒に遊んだプレイヤーなら、「面白かったところ」や「特に印象に残ったところ」にさっと移動して「ああ、こんな感じだったよね」と楽しめますが、そのセッションの盛り上がりどころがわからない場合は大変です。この大変さを「負荷」といったりします。

負荷の低いものにするにはどうすればいいでしょうか。方法はいくつかあります。

分割する、短くする、粗筋をつける、見た目を工夫する、効果を活用する。ざっとこれくらい。ひとつずつ見ていきますよ。

ちなみに、web上に公開するリプレイとしてのお話なので、本にしたりするにはまた違ったノウハウなどが必要になるかと思います。でも、大体一緒かなとは考えています。

分割する

本一冊にも及ぶ長々とした文章が、ひとつのページに収まった状況を見た事ありますでしょうか。スクロールバーが恐ろしく小さくなって、それだけで「うっ」となります。場合によっては一文字も見る事なくページを閉じてしまう人もいるでしょう。

最初の一行を見てもらう事がいかに大変か、お分かりになるかと思います。

まずはスクロールバーを大きくしましょう。分割するのです。「part1」とか「第1話」とかつけるのです。それで大体そのページがどれくらいの長さなのか、どれくらいで読み終わるのかがわかります。そこで面白いと思ってもらえれば、次へと移ってくれるはずです。

個人的な考えとして、ひとつのページあたり最大でも一万文字程度が限界だと考えてます。できるなら三千文字程度で抑えられるといいかな、と。

短くする

とにかく削る。ダイスボットの出目や、間延びした会話、相談の内容、はては行動などもガリゴリ削ります。判定は成功したかどうかを書き、戦闘などでお互いが何度もミスをしたらそこをカット。ダンジョンで探索していたら「それからかなりの時間がたち」の一言で時間をかっ飛ばしてもいいですよ?

何度も全体像を見渡して、少しずつ少しずつ影響の低そうなところをとにかく削っていきます。

場合によってはオープニングを一行で済ませて既にダンジョンの前に居る、でも問題ないかもしれませんね。

そのリプレイがロールプレイのやり取りを見せたいのであればそこを濃く、戦闘を見せたいのであればそこを濃くします。そうすると明暗がハッキリと出て読み応えのあるものになります。

粗筋をつける

リプレイの最初に、こんなセッションでしたというのは有効です。内容がわかっても、それが特徴的だったらもっと詳しく見てみたいという人を惹きつける要素になります。

粗筋をどこまでつけるのかは自由ですが、半分以上、最悪エンディングまで書いてしまっても特に問題はありません。10行くらいに圧縮できて、それが面白ければむしろ読みたいと思わせる重要な要素になります。

見た目を工夫する

リプレイ自体の見た目を工夫しましょう。文字がぎゅうぎゅう詰めに詰まっているのは目の毒だし、なにより他の人と一緒の見た目だと読まないままスルーされる可能性すらあります。

好みはあるでしょうが、私の場合は間を大きくあけて文字を少し大きめに、合間に破線を入れております。

これだけでもとても特徴的になります。webページの知識は必要になりますが、勉強しても損はありませんよ。

効果を活用する

これは簡単です。文字の大きさや色を変えるのです。効果的に仕えればとても印象に残りますが、センスが問われますねw 私はやってません。

熱量を大切に

遊んだ後は独特の”熱”があるはずです。それが冷めないうちに是非ともリプレイを作ってもらいたいなと思います。どこが面白くてどこが間延びしたのか、文字では把握しづらい独特な感覚が残っているうちに手をつけたほうが確実に出来はよくなると私は考えていますよ。

そうやって残した物は後になって見返しても確実に楽しいもののはずですし、価値のあるものになるでしょう。そのリプレイが第三者にとって面白いものなのかどうかは最後までわかりません。なにが正解なのかわからないからこそ、こういうものはやりがいがありますよね。

表現、表記、語句の統一を心がける

それぞれのプレイヤーによってその文章の書き方はまちまちでしょう。そういう時によくあるのが表現の違いです。表記の違いでもいいでしょう。笑うときに「(笑)」と「w」で違うときもあるし、「言った」と「いった」とか、「何」と「なに」とか。本当に色々です。リプレイにするとき、これらのゆらぎをどうするか迷うと思いますが、統一するべきです。

これらがゆらいでいると読者が混乱します。誤字脱字、判定方法の間違いなどもその都度、修正や注釈をしていきましょう。読んでくれる人の負荷をできるだけ少なくするように考えるといいかと思います。

同時に、句読点などにも注意を払うようにもします。文字チャットだと句読点をつけないで喋る人や、喋ってしまうことがありますが、著しく読みづらくなる要素なので特に気を配ります。

最後に

楽しいリプレイを書くため、どうすればいいのかという記事は驚くほど少なく、迷うものです。ブログの一コンテンツとしてリプレイをいくつか書き、まとめるには良い時期だと思ったので形にしてみました。

ちなみにこの記事はこの時点で大体2700文字です。ショートショートひとつ分といったところですが。人がさらりと読める文字数は大体これくらい、というのが私の感覚です。そう考えると一万文字というのは結構気合を入れて読む必要があるということ。長くても一万文字にはやっぱり収めたいというのが私の今のところの答えです。

ハードな世界感ながらもキャラクターの奇抜さが光る「ブラッド・クルセイド」感想

死から蘇り、永遠に生き、人の血を啜るもの―吸血鬼。彼らの決して満たされない飢えと欲望によって破壊されていく世界を守るため、狩人は夜を駆ける。狩りの終わりに待っているのは、死よりも忌まわしい運命だと知りながら。これは人類の曙から連綿と続く隠された闘争。その継承者たちの物語が、いま幕をあける。

緊張感に押しつぶされそうになるゲームプレイ

冒険企画局からリリースされるサイコロ・フィクション。リプレイとルールが一冊にまとめられており、空気感を味わいつつセッションに挑めるとても良心的なシリーズだ。そのシリーズの一つであるブラッド・クルセイドは吸血鬼と狩人たちの物語。

吸血鬼といっても、「ヘルシング」に出てくる吸血鬼たちなみに知力に富み、剛力を振るい、神速で襲いかかってくる。生半可なキャラを作ると簡単に弄ばれ殺されてしまう。そういう意味ではかなり人を選ぶタイトルにはなってしまっていると思う。実際、私が初めて経験した「ブラッド・クルセイド」では全滅の憂き目にあった。しかし、そこから生まれる絆、連携、達成感はまさに格別だとも思える。

吸血鬼を追っているはずが、道中で血を吸われたり、幸せの象徴である心のあり所を破壊されたり。一切の気の緩みも許されない。

強大な敵に立ち向かい、ボロボロになりながらも剣を振り上げ、渾身の一撃で葬る。そんなハードな世界感を体験したいなら、このTRPGタイトルはまさにお勧めだ。

個性的な面々

サイコロ・フィクションは基本的に行動とロールプレイがワンセットだ。アイテムを探す、という行動をするとしたら「どういった手段で、どのように」と理屈を通さなければならない。そういう意味で、PLもGMも皆で一つの物語を組み上げていくという実感が一層強まるゲームシステムだと私は思う。

本書のリプレイを見ると、面子の方々が作り出したキャラクターは本当に個性豊かだ。厨ニ病に染まった弓使い、復讐に燃え精神が不安定な釘使い、己の血を呪い自ら動くことを拒絶した人形使い、家と血筋とプライドで自分を固める剣使い・・・。妄言に妄言を上乗せするような会話劇は本当に面白い。

そして、一見ハードすぎる世界感も、尖ったキャラクターたちによってどこへ進むのかわからない一種の緊張感を生み出している。

個人的に面白いのは、手酌によるシーン進行を皆でどんどん膨らませている所だ。

PLの一人であるゼロは、吸血鬼の手下である一人を戦闘前に闇討ちする。GM以外は皆PLだ。

ゼロ◆《待つ》行為判定/成功

ゼロ:当てた。

GM:佐藤はコンビニ前で煙草を吸いながらしゃがんでる感じだったんですよ。

銃児(佐藤):「マジ真さんスゲェから。あの人は世界クラスだよ」

ミナ:ひゅるるるるるる。

ヒルコ(取り巻き):「佐藤さんよりツエーとか信じられねえッスねえ」

銃児(佐藤):「ばっかおっめ」……矢がドブっと。

ゼロ:壁に縫い止める感じ。

銃児(取り巻き):「うわー、さ、佐藤さんが標本のモンシロチョウみてえに!」

ミナ(取り巻き):「抜けねえ!」

ヒルコ(取り巻き):「具体的には次の戦闘に出られねえほど抜けねえ!」

ブラッド・クルセイド p58より

こういった掛け合いが多く展開される。時には自分以外のPCのロールにまで及ぶことも。プレイスタイルにはいくつもあると思うが、このような遊び方がされているのは初めて見たので、私としては「そっか、これって良いんだ」と新しい発見ができた。(私はまだTRPGを初めてまもないので、こういった掛け合いがされているリプレイは多々あるかもしれないが)

場の雰囲気も勿論あるだろうが、できることならこういう遊び方は一度やってみたいところだ。

サイコロ・フィクションは説明が難しいTRPGシステムジャンルだ。リプレイを読むだけでは中々何が起こっているのか把握しづらい。この本もリプレイ部分ではどうにもイメージしにくい所はある。それでも、TRPGの一つの遊び方を提示できているのは凄いことだと思う。

wordpressでの投稿前にTRPGリプレイ文体をPHP処理で整形する

TRPGネクロカ「箱庭茶会 コンベンション」灰色卓リプレイpart0 – キャラ作成から始動 | aoringo works

リプレイのスタイルを少し変更し、名前を太字にしてみました。あとは改行されてもスペースを置かないように変更。一般的なリプレイ本と同じ文体ですね。

投稿する時にphp処理を挟む

文章を太字にするには「<b>」タグを利用します。つまり、リプレイの名前に全てこれを埋め込む必要があるのですね。執筆してる段階でそれらを入れていくのは疲れるものです。

グリーンマン:「”私”は構わないのだが。本当に案内せずともよいのかね?」
アン:「故郷を追われた時から覚悟を決めているわ。例え骨になろうともそれが私の運命。受け入れる覚悟は出来ている!」
グリーンマン:「そうか。残念だ。本当に、残念だ。骨になるなんて、そんなの、本当に、もったいない・・・」と笑みを称えて二人を見送ります。

これを、

<b>グリーンマン:</b>「”私”は構わないのだが。本当に案内せずともよいのかね?」

<b>アン:</b>「故郷を追われた時から覚悟を決めているわ。例え骨になろうともそれが私の運命。受け入れる覚悟は出来ている!」

<b>グリーンマン:</b>「そうか。残念だ。本当に、残念だ。骨になるなんて、そんなの、本当に、もったいない・・・」と笑みを称えて二人を見送ります。

こうしたいのです。wordpressでは、一度の改行で「<br>」、二度の改行で「<p>」としても処理されるので、改行を自動でつけるようにもしたいところ。

そういうわけで、ゴリゴリ書いていきますね。

投稿時に内容に処理を挟むには「content_save_pre」フィルター

名前の通り、内容を保存する前に働くフィルターです。

function replace_post_cont($text) {
  $text = preg_replace_callback('/(trpgreplay.*?>)(.*?)(?=</div>)/ius', "trpgreplay", $text);

  return $text;
}

add_filter('content_save_pre', 'replace_post_cont');

記事を保存するときに、「replace_post_cont」関数が働きます。「replace_post_cont」は記事を正規表現で整えるために用意しました。

「preg_replace_callback」は正規表現により抜き出した内容を、さらに関数を使って処理を挟むことができます。かなり便利です。

TRPGリプレイはdivタグの「trpgreplay」クラスを使用しているので、これを検索、中身を抜き出しています。

function trpgreplay($matches) {
  $text = preg_replace("/r/ius", "", "$matches[2]");
  $text = preg_replace("/n+/ius", "n", "$text");
  $text = preg_replace("/n(?!n)/iu", "nn", "$text");
  $text = preg_replace("/^(?!<)(.*?:)/ium", "<b>$1</b>", "$text");
  return $matches[1].$text;
}

そしてリプレイを整形しているのがこれです。「$matches」配列の[0]はマッチングした全体、[1]は$1にマッチングした部分、[2]は$2にマッチングした部分が収納されています。この場合、[1]には「trpgreplay”>」が、[2]には「リプレイの内容」が収納されています。

  $text = preg_replace("/r/ius", "", "$matches[2]");

内容のデータには「r」と「n」といった改行コードが混在している可能性があるので、「r」をまず全て消します。(正規表現じゃなくて普通の置換でよかったかも)

$text = preg_replace("/n+/ius", "n", "$text");

連続した改行を全て単発の改行に直します。これでエディタで執筆した内容の改行がゆらいでも大丈夫です。

  $text = preg_replace("/n(?!n)/iu", "nn", "$text");

単発の改行を二つの連続した改行に直します。一旦クリーニングして再度二度改行してるわけですね。

  $text = preg_replace("/^(?!<)(.*?:)/ium", "<b>$1</b>", "$text");

行の始めが「<」で始まらない場合は「:」までをbタグで囲むという処理です。ここをミスると「<b><b><b><b>」とひどいことになります。

最後にreturnで戻して完了。最終的な形は下記となります。

function trpgreplay($matches) {
  $text = preg_replace("/r/ius", "", "$matches[2]");
  $text = preg_replace("/n+/ius", "n", "$text");
  $text = preg_replace("/n(?!n)/iu", "nn", "$text");
  $text = preg_replace("/^(?!<)(.*?:)/ium", "<b>$1</b>", "$text");
  return $matches[1].$text;
}
function replace_post_cont($text) {
  $text = preg_replace_callback('/(trpgreplay.*?>)(.*?)(?=</div>)/ius', "trpgreplay", $text);
  return $text;
}

add_filter('content_save_pre', 'replace_post_cont');

完璧! 満足ちゃん。

4コマで分かるエリュシオンTRPGに「aoringo CHAT conv」が紹介されました。

ELYSION 4コマで分かるエリュシオン TRPG 第37回「整形しよう」
 リプレイ執筆講座第一回でも触れましたが、リプレイが他の人に読んでもらうためのものである以上、読み物として『整形(書式などを整えること)』が必要になります。 …

twitterで流れてきた知ったのですが、私のツールが紹介されておりました!!

ありがとうございますっありがとうございますっ!!(土下座)

しかもなんか青林檎の絵まで漫画の中に描かれてるじゃないですかっ!

もう全ての文末が「!」で埋まるくらいうれしいわけですよ。本当にありがとうございます。今後もaoringo works共々よろしくおねがいいたします。

ちなみに該当漫画で紹介されているのは、

aoringo CHAT conv

ですね。IRCやどどんとふなどのチャットログを、プレーンテキストで整形して吐き出します。リプレイとして編集する前の読みやすさのため、書籍化にする前の手間の削除のために利用していただけるかなと思い作成されたツールです。

このままだとホームページにあげても見た目が・・・という時のために、

aoringo CHAT logger

というツールもあります。こちらはログをHTMLタグで整形して出力します。ホームページなどを運営している方はこちらもご利用ください。

なお、各種ツールへの要望や、新しいツールの希望などもどしどし受け付けております。当ブログやtwitterでお気軽に問い合わせくださいな。

重ねることになりますが、これからもaoringo worksは「恋と冒険の学園TRPG エリュシオン」やTRPG全般を全力で応援すると共に、楽しい事や面白い事にも全力を出して取り組んでまいります。

TRPGのリプレイに最適なCSSスタイルを考える

タイトル通りです。

CSSってのは、HTMLの見た目をエレガントにカッチョウヨクデザインする事の出来る特別な文法であります。この機会に勉強するのもよいでしょう。

この記事では、CSSはある程度理解しているという前提に立ち考えていこうかと思いますよ。

pre か p か dl か。

まずどのHTMLタグを使用してデザインをするのか、選定をしていかないといけませんね。

テキストをそのまま持って来るという意味で、一番簡単なのが「pre」タグです。

<pre>
改行なんかも気にせずいけるもんね
わーいわーい
</pre>

brタグなんかを利用しなくてもそのままコピペでいけちゃいますね。ただ、問題点もあります。

それは各行のデザインをする事が出来ないということ。無難なテキスト丸出しなのでションボリーにな感じになりがちです。

二つ目、「dl」タグです。これは辞典などの項目に用いられますね。

<dl>
 <dt>PC1</dt>
 <dd>あいうえお</dd>
</dl>

こんな感じです。見出しと内容でこのように分かれてくれるの比較的見やすい形になるし、CSSでスタイリングもしやすいです。

が、htmlタグを見ての通り、それぞれの項目をタグで包む必要があるので面倒くさいという点があります。

そんなわけで、今回私は「p」タグを利用することにしました。

このブログを作るのに利用されている「wordpress」では、普通に文章を打てば、吐き出されるhtmlデータは全て「p」タグで囲われているのです。

これを利用しない手はありません。

実際にデザインしていく

とはいっても特に難しい事は考えません。見やすい文章になるように細かく調整していくだけです。

<div class="replay">
 <p>PC1:テスト</p>

<p>GM :テテスト</p>

<p>
 PC1:テストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテストテスト</p>

<p>GM :テ、テスト</p>
</div>

利用するテキストはこんな感じ。div.replayに囲まれた物のみに適応される形ですね。

素のままだとこんな感じ。

まず横幅を大体600pxにします。これは、横長になりすぎるとそれだけでストレスになる場合があるからですね。

読みやすい!

しかし折り返された文章が名前と被って読みづらい気もします。

そこで。

「text-indent」と「padding-left」を使用します。

text-indentは文章の一行目だけをインデントします。

p{
 text-indent:1em;
}

これで、

こんな感じになるわけですね。

じゃあこうしてみると?

p{
 text-indent:-3em;
 padding-left:3em;
 }

こんな感じで二行目以降にインデントする事が出来るわけですね。

他にも色々と装飾を乗っけて、見やすいTRPGリプレイを目指してみて下さいね。

軽く修正してみて最終的にはこんな形に。

<style type="text/css">
 body{
 max-width :600px;
 margin :0 auto;
 }

p{
 margin :0;
 text-indent :-4em;
 padding :10px 0 10px 4em;
 border-bottom :1px dotted gray;
 font-size :12px;
 font-family :monospace;
 }
 </style>

今回のデモは↑より。

また、aoringo worksではIRCやどどんとふの利用により生成されたチャットログを見やすくするためのwebツールを開発しています。

aoringo CHAT logger

こちらもご利用下さいな。