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物語における「リアリティ」はどこまで追求するべきか

はじめに

まあ簡単な思考実験なようなもので、特にライトノベルはRPGゲームなんかによくある特殊能力についての思考実験であります。

たまに物語を評価するときに「リアル」ではないからという理由で否定する人がいます。おそらくその人にとっては、リアルであるかないかが「おもしろい」か「おもしろくない」の基準になるのでしょう。

御坂美琴はどのような能力を所有しているのか

たまたま目に付いたこの娘で考えてみようと思う。

御坂美琴は「とある科学の超電磁砲」の主人公で、発電系の能力の持ち主。

有する能力はレベル5の発電系能力「超電磁砲(レールガン)」。

発電能力における最高の能力であり、他の同系統能力者とは別格の強さを誇る。後述のように多彩な攻撃技や様々な応用も利くオールラウンドな能力である。

基本となる攻撃は速度と連射性に優れた直接電気を放出する電撃。作中ではよく高圧電流の槍を投げつける「雷撃の槍」を使用しており、最大電圧は10億ボルト。落雷を落とすことも可能。

御坂美琴 – Wikipedia

能力の詳細はこんな感じ。

どういう原理か

良く見る「超電磁砲(レールガン)」は指でコインを弾いて電磁加速を加えて敵を攻撃するものだが、電磁加速というからには、おそらく原理的には「コイルガン」のようなものだと思われる。イメージ的にはトンネルのように電界を作って、その中をコインを潜らせるのだ。空気中の酸素濃度が湿度を自在に操る必要がある。

コイルガン – Wikipedia

現実にある「レールガン」は、電位差のある電気を流したレールの間に弾丸となる物体を置き、そこに電流が流れることによって発生する磁場によって発射される兵器だ。御坂美琴の小さな手では、レールとしては距離が短すぎる。

レールガン – Wikipedia

仮に彼女の技が「レールガン」の原理によって発動していた場合のことを考えてみようと思う。

急激に加速するコインの衝撃に耐えられる耐爆能力。摩擦による熱を防ぐ耐熱能力。一極集中しても皮膚が破裂しないために絶縁性能、耐電能力。電流をスムーズに移動させる導電能力。周囲に放電しないための空気濃度、もしくは湿度変化能力。

身体的にも、彼女の筋肉、骨はスーパーマンなみに強力な可能性がありそうだ。

他にも周囲にある鉄を自由に浮遊させたり、砂鉄を操ったり。はては空気中の水分を利用して加速浮遊移動を行えたりするらしい。マグニートー真っ青ってレベルじゃない。

と、計算はしなくても彼女の能力がどれだけ半端無いのかを推し量ることはできる。しかし、物語の「楽しさ」に、こういった視点は必要だろうか? 一度立ち止まって考える必要があると思う。

同様の問題はゲームなどにもある

あるFPSゲーム(一人称視点で銃を持ってお互いに打ち合う対戦ゲーム)には銃弾が部位に当たる事によって「負傷する」という要素があった。肩に当たれば命中精度が下がり、足に当たれば走れなくなる。顔に当たると血で視界が悪くなってしまう。血が流れれば早く止血しないと死ぬ。などだ。

そのゲームが果たして流行ったかというと、最初はニッチな人気は得たが、最終的にはバランス調整に失敗。過疎の一途であった。リアルを求めるとゲームとしての「楽しさ」とのバランスをとるのがとても難しくなる。

時には現実的な思考は邪魔になるという良い例だと私は思う。

まとめ

創作をしていると、どうしても能力を現実的な面から考えてみたくなる事がある。そういうときに「これだけリアルにしたんだ。おもしろいに違いない」と考えるのは思考のループに陥りがちだ。敵の能力は? 味方の能力は? 倒し方は? 矛盾していないか・・・?

最終的に、人に見せる前にストーリーライン上に矛盾が生じて、筆を進める事が出来なくなる。自分の物語に自分が殺されてしまう。そして、そうやって完成した物語は果たしておもしろいのかどうか・・・?

もちろん、それ相応の膨大な知識量に支えられた緻密な物語は確かにある。かなりの労力が必要なのは明白だけれども。

いつだって問題はトレードオフだ。あちらを立てればこちらが立たない。説明に終始すれば物語は進まない。物語に終始すれば説明がおろそかになる。意識的にバランスを計る必要がある。

ハードな世界感ながらもキャラクターの奇抜さが光る「ブラッド・クルセイド」感想

死から蘇り、永遠に生き、人の血を啜るもの―吸血鬼。彼らの決して満たされない飢えと欲望によって破壊されていく世界を守るため、狩人は夜を駆ける。狩りの終わりに待っているのは、死よりも忌まわしい運命だと知りながら。これは人類の曙から連綿と続く隠された闘争。その継承者たちの物語が、いま幕をあける。

緊張感に押しつぶされそうになるゲームプレイ

冒険企画局からリリースされるサイコロ・フィクション。リプレイとルールが一冊にまとめられており、空気感を味わいつつセッションに挑めるとても良心的なシリーズだ。そのシリーズの一つであるブラッド・クルセイドは吸血鬼と狩人たちの物語。

吸血鬼といっても、「ヘルシング」に出てくる吸血鬼たちなみに知力に富み、剛力を振るい、神速で襲いかかってくる。生半可なキャラを作ると簡単に弄ばれ殺されてしまう。そういう意味ではかなり人を選ぶタイトルにはなってしまっていると思う。実際、私が初めて経験した「ブラッド・クルセイド」では全滅の憂き目にあった。しかし、そこから生まれる絆、連携、達成感はまさに格別だとも思える。

吸血鬼を追っているはずが、道中で血を吸われたり、幸せの象徴である心のあり所を破壊されたり。一切の気の緩みも許されない。

強大な敵に立ち向かい、ボロボロになりながらも剣を振り上げ、渾身の一撃で葬る。そんなハードな世界感を体験したいなら、このTRPGタイトルはまさにお勧めだ。

個性的な面々

サイコロ・フィクションは基本的に行動とロールプレイがワンセットだ。アイテムを探す、という行動をするとしたら「どういった手段で、どのように」と理屈を通さなければならない。そういう意味で、PLもGMも皆で一つの物語を組み上げていくという実感が一層強まるゲームシステムだと私は思う。

本書のリプレイを見ると、面子の方々が作り出したキャラクターは本当に個性豊かだ。厨ニ病に染まった弓使い、復讐に燃え精神が不安定な釘使い、己の血を呪い自ら動くことを拒絶した人形使い、家と血筋とプライドで自分を固める剣使い・・・。妄言に妄言を上乗せするような会話劇は本当に面白い。

そして、一見ハードすぎる世界感も、尖ったキャラクターたちによってどこへ進むのかわからない一種の緊張感を生み出している。

個人的に面白いのは、手酌によるシーン進行を皆でどんどん膨らませている所だ。

PLの一人であるゼロは、吸血鬼の手下である一人を戦闘前に闇討ちする。GM以外は皆PLだ。

ゼロ◆《待つ》行為判定/成功

ゼロ:当てた。

GM:佐藤はコンビニ前で煙草を吸いながらしゃがんでる感じだったんですよ。

銃児(佐藤):「マジ真さんスゲェから。あの人は世界クラスだよ」

ミナ:ひゅるるるるるる。

ヒルコ(取り巻き):「佐藤さんよりツエーとか信じられねえッスねえ」

銃児(佐藤):「ばっかおっめ」……矢がドブっと。

ゼロ:壁に縫い止める感じ。

銃児(取り巻き):「うわー、さ、佐藤さんが標本のモンシロチョウみてえに!」

ミナ(取り巻き):「抜けねえ!」

ヒルコ(取り巻き):「具体的には次の戦闘に出られねえほど抜けねえ!」

ブラッド・クルセイド p58より

こういった掛け合いが多く展開される。時には自分以外のPCのロールにまで及ぶことも。プレイスタイルにはいくつもあると思うが、このような遊び方がされているのは初めて見たので、私としては「そっか、これって良いんだ」と新しい発見ができた。(私はまだTRPGを初めてまもないので、こういった掛け合いがされているリプレイは多々あるかもしれないが)

場の雰囲気も勿論あるだろうが、できることならこういう遊び方は一度やってみたいところだ。

サイコロ・フィクションは説明が難しいTRPGシステムジャンルだ。リプレイを読むだけでは中々何が起こっているのか把握しづらい。この本もリプレイ部分ではどうにもイメージしにくい所はある。それでも、TRPGの一つの遊び方を提示できているのは凄いことだと思う。

アニメ「はたらく魔王さま!」の一話前半が唸るほど素晴らしいので感想をだだ漏らす。

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今更一話の感想

はたらく魔王さま!、面白いです。もう六話がニコニコ動画で流れましたね。今更ですが、一話が個人的に凄く素晴らしいなって思うんですよ、ええ。

その後の話へと繋がるための大切な一話。この一話で、どれだけ世界感の説明ができるか、視聴者を惹きつけられるのかってのは、製作者さんの永遠のテーマなのだと思います。実際「一話で切った人かわいそう」なんて言われてしまうアニメもちょこちょこ耳にします。

私はヘッポコピーではありますけれど小説を書くのですが、この「はたらく魔王さま!」あらゆる点で参考になる部分が沢山あってとても勉強になります。

特に物語の導入、解説はまさに完璧。素晴らしいの一言です。

自分の備忘録もかねて、ゆっくりと視聴しながら一つ一つの要素を追っていこうかなと思います。

ファンタジーの典型的な導入から入る

00:00~

魔王サタンが世界征服を企むエンテイスラ。魔王には四人の――なんて典型的なこてこてファンタジー世界の解説から始まるのは王道ですね。特に異世界ものでは定番中の定番です。だからこそ、手を抜くと白ける場面でもあるかと思います。3D映像、モンスターたちの行進、血みどろの戦争。こういうハードな場面を最初に見せるのは「はたらく魔王さま!」というやわらかいタイトルからするとギャップがあって良いと思います。

音楽もカッコよく、ナレーションも物々しい。この最初の数分だけで見入ります。同時に、「元の世界での彼ら」の姿、強さをアリアリと見せつけられます。

独特な言語、「エンテイスラ語」

03:10~

「エンテイスラ語」という言語なのかはわかりませんが、キャラクター達は地球にはない言葉で喋ります。発音はなんとなーく英語に近いような気がしますが、雰囲気でていますね。とても良いです。

最初はこの「エンテイスラ語」、単純にこのファンタジーシーンの盛り上げだけのためかと思っていたのです。それだけだとただの雰囲気作り、こだわりに収まる範囲だと思っていました。

そして地球へ

04:10~

傷を負った魔王たちはゲートを通り地球へやってきます。魔王の体は人間のそれとなり、異文化に戸惑います。

なんかあれですよね、現代にタイムスリップしたお侍さん、そんな雰囲気。

「やめろ、魔法を使うな!」とかコッテコテです。

ただ、それを「エンテイスラ語」でやりとりするんです。このためか! と衝撃を受けましたよ。やられた、と。

.

05:10~

地球人と接触します。それも警察。

一方は日本語、もう一方はエンテイスラ語。コントです。完全に。

警察は魔王たちを海外の人だと思い込み、保護しようとします。言語の通じないお互いが掛け合いしても、なんの違和感もありません。問題なく物語は進行しています。

ここで、アルシエル(魔王の部下の一人)に警察が触れ、アルシエルは飛び退き魔法を放とうとします。

が、不発。

イオナゾン、撃ちますよ? イウオナズン。

と懐かしいコピペを思い出します。

ともあれここで、魔王たちから魔力が欠如していることがわかります。その後の車に乗り込むシーンなど、全て真顔。

面白い。面白すぎます。

序盤のファンタジーパートからの落差がそのままコントになっていて、さらに本人たちはシリアスに自分たちの置かれている状況を分析しています。

「エンテイスラ語」によるダレを回避する

6:48~

魔王が前に出されたカツ丼を魔眼? を使って解析します。ここ、重要なのはカツ丼を真面目に分析する魔王のおもしろ可笑しさではなく、心理描写ゆえに日本語で解説がなされることです。エンテイスラ語と日本語の掛け合い漫才も面白いですが、流石に聴き慣れない言葉に触れているのも飽きてきます。日本語を挟むのは良いアクセントになってます。

同時に、アルシエルには魔力が無いが、魔王には魔力があることをキッチリと描写しています。この状況でも冷静にことを進める肝っ玉を表現しているのも良いと感じました。

お互いにエンテイスラ語と日本語で喋っていますが、魔王が魔力によって、警察からある程度の情報を得ようとします。魔力、万能ですね。言語の壁もこれで飛び越えられるようです。

7:49~

アルシエルと魔王が合流し、得た情報を共有します。ここでお互いの会話が日本語に切り替わります。この言語の切り替えがテンポ良く行われるので、解説も苦ではありません。

また「ニ↑ッポン」や「カツドゥーン」など、外国人らしいわざとらしいアクセントを置いた単語が笑いを誘います。

魔力がないこと、ゲートの作用、魔王の魔力が残り少ないこと・・・・。淡々と説明されますが、できるだけ飽きさせないような工夫がいたるところにちりばめられています。

さらには区役所で戸籍、銀行で口座を手に入れるなど、魔王の手腕をいかんなく発揮。すげえ。

10:47~

不動産屋にて、

魔王「ワタシタチ、イエをサガシテラレむぁース」

と、結構なペースで日本語を取得しかけている魔王すげえ。通じたことに興奮するのも面白いですが、これまでの「言葉通じないコント」から「カタコト日本語コント」に変わってるのでこれまでとはまた違う面白さです。

同時に住まいもゲット出来ています。ちゃくちゃくと物語の導入も進んでいるわけですね。

12:21~

住まいがボロアパートに涙ぐむ魔王。しかし理想は高く、諦めません。その真っ直ぐさ、嫌いじゃないぜ。

と同時に倒れこむ魔王。地球に来てからなにも食べていなかったのでした――と徹底的に異世界人っぷりをネタにします。

病院に担ぎ込まれて金が必要だと確信します。

前半最後は履歴書を作成する二人の絵面で締めます。

そして後半では一転する

後半になると、順応しきった魔王とその配下のやりとりで前半からのギャップを狙います。

その後はゆっくりと順応した魔王たちを描写しつつ、主要キャラたちの登場、関係性の構築となります。物語の伏線もしっかりと配置。ソツがないですね。

次話への引きもとても気になる終わり方です。

まさに話作りのお手本

物語の始まりをどこに設定するのか、また、どれだけ世界感を解説するのか、とても難しいです。

その点で、このアニメの一話まさにお手本のように綺麗にまとめ上がっています。

各キャラクターの立ち位置も明確だし、行動の一つ一つに自然です。物語の序盤、一話ということで、物語は動き始め。大抵の場合、ここで「面白さ」を出すのはとても難しいことです。原作を読んでいませんが、恐らく一巻の1/4から1/3くらいまでの部分でしょう。それだけでここまで面白く組み上げるのはシナリオ、シーン緩急、間・・・あらゆる要素に気を配る必要があると思います。

アニメの今後の展開も楽しみですし、原作も読んでみようかなと思います。

読みやすい文章を書くために個人的に気をつけていること

はじめに

文章を書くうえで、いろいろなブログでもこのテーマについては語られております。

今更というお話でもありますが、私も私なりに考えていこうかなという気分になりました。それだけですが。

とはいえ、文とは、文章とは自由であるべきだと思います。あくまで主観によるものなので、こういう考えの人がいるんだな、程度に留めてもらってもいいかなと思います。

見出しを書こう、できるだけ内容を表したものを

見出しの通りです。見出し、大事です。これからどのような文章が書かれるのか、結論はどこにいくだろうか、読者としてはある程度予測を立てつつ読み始めます。記事全体をあらわす大見出しと、それを小分けにする見出し、さらに小さくわける見出し・・・・。どんどん小さくなります。

そういう風に見出しによって記事がまとまっていると、整理されている印象をまず読者に与えます。安心して読めるというメリットもあります。

結論がどこにいくのか分からない記事は不安になります。

特にどことは言いませんが、個々人がまとめを作成するサイトなどで良くある「○○の正体とは!?」と興味だけ引いておいて、「本当になんでしょうね?」で終わるのはとても消化不良で気持ちが悪いです。

文を短くする

一つ一つの文は短くするべきです。目安は「読点一個」くらいが丁度いいかと思います。一つの文が終わるまでに、読点一つ使う。

短い文はテンポを生みます。テンポは勢いです。勢いは読みやすさにつながります。スラスラ読める文章は、勢いがある文章であり、テンポの良い文章だとと私は考えています。

人の頭は文を読みながら頭の中でその意味をくみ上げていきます。長い文とは、それだけでくみ上げる意味が壮大になってきます。

文、文章は簡潔にまとめ、もったいぶるべきでは無いと思います。大きな全体の構成として、核心をもったいぶるのは技法としては必要なことです。しかし、細かな一つ一つの文や文章でそれをするには、あまりにもリスクがありすぎりるように感じます。

漢字とひらがなのバランス

漢字は便利です。一目でそれが「何」か認識することができます。バランスに気を配ってますか? 漢字がたくさんある文章は目が痛くなります。だからといって漢字が少ない文章も読みづらいです。

あなたにはこのぶんしょうがどうみえますか。

単語と単語の「区切り」を探すのに手間取りませんでしたか。「ぶんしょう」という文字列を認識するのにどれくらい時間がかかりましたか。

近所の自動車工場付近の自動販売機置場爆発!!

今度はどうでしょうか。読む前に「うっ」となりませんでしたか。

どの方向を向いているか

こういう物もあります。同じ漢字が近くにあってなんだかムズムズしませんか?

文章を書く上でどれだけ正確な漢字の使い方をするのかというのはとても大切だと思います。しかし、それによって読みやすさが損なわれたら元も子もないと思います。

漢字同士が続くようなら「ひらき」ましょう。言葉を変えましょう。句読点をはさみましょう。

「方向を向く」→「方向をむく」or「方向を見る」

近所にある車の工場近くの、自販機置き場が爆発!!

この記事の文章も、漢字とひらがなのバランスを考えて言葉を選んでいます。例えば「辛い」を「づらい」と書いたり「言って」を「いって」にしたり、です。

漢字に気を配っているか

漢字が続きますね。

所謂、類友って奴です。この「所謂」、パっとすぐに読めました?

なにやつ何故。

これはどうでしょう。「なにやつなにやつ」って読みませんでした?

何れかの問題。

「なん・・・」と読んじゃった人は手を上げてください。

その漢字がミスリードを誘っていないか、少し立ち止まって考えてみるべきです。格好つけた文章を書いても、その文章が誤読されたままだと面白おかしい話が出来上がってしまう可能性があります。

冗談でもなんでもなく、誰にでも読みやすい文章を心がけるのならば小学生が読めないであろう漢字は使うべきでは無い、と私は考えています。それでも、コンピュータの変換によってどうしても意図しない物が出力されてしまう場合もあるのですけれども。

100点の文章を心がける必要もないと思います。

表現にこだわるということ

なにかを相手に伝えたいとき、私たちは頭を捻ります。捻りすぎて表現までくねくねしていませんか。

私はよくあります。

面白さ、凄さ、感動を伝えるために、月並みな表現にならないように・・・。もうここはセンスなのだと私は思います。どうしようもない部分なのだと。だからせめて、単語の表現だけでも良くしていきましょう。

タオルは柔らかい

女の子はやわらかい

レモンは酸っぱい

レモンはスッパイ

食べ物の匂い

たいよーのにおい

花の香り

いろいろと並べてみました。どれがどう、というのは主観的な感覚になりますけれども、言葉、漢字が伝える感覚はそれぞれ違います。

擬音などもそうです。「ガッシャン」という擬音は、どういう擬音だと思いますか。もしもあなたがこの擬音を使い、相手にまったく同じ感覚を伝えられなければ、この擬音は失敗ということになってしまいます。

「が」の禁止

「が」は魔法の言葉です。文と文を結びつける言葉なんです。

明日は雨になるという天気予報の声を聞いた私は傘を持って外に出たのだが、空は晴々としており雲の一つもない様子だがもう靴も履いたし玄関の戸もしめてしまったのだが、どうしたものか・・・。

書いててむちゃくちゃムズムズします。これらの「が」は全くの不要ですよね。読んだあなたもムズムズしてるかと思います。

けれども、このような文章を書いてしまっている人は意外と多いんです。

いっそのこと「文と文をつなげる『が』」を禁止にするくらいが丁度良いです。どうしても使わないといけないんだ!! となったら使う、くらいで。

そして「が」で文をつなげるときは、必ず前の文とは反対の意味になるようにしましょう。使い方を間違うと一気に文章全体があらわす「意味」がぼやけてしまいます。

終わりに

はじめにも書きましたが、世の中すでにたくさんの「書き方」を扱った記事があります。本もあります。

そういった情報を元に、どうやって自分の書き方を組み立てていくかというのは、とても大切なことだと思います。

自分で書いた文章に対して悩んでいるからこそ、色々なノウハウが蓄積されていくのだと。

ここに書いてない私なりの技術ももっと沢山ありますが、今回はとくに気をつけたいなと考えている物だけをチョイスしてみました。参考になれば幸いです。

wordpress – query posts – orderby – 記事の検索条件

テンプレートタグ/query posts – WordPress Codex 日本語版

スニペット

'none' - 順番指定なし(バージョン 2.8 以降のみ)
'ID' - ポストID
'author' - 投稿者名
'title' - 記事タイトル
'date' - 投稿日時
'modified' - 記事の更新日付
'parent' - 親順に並べる。記事、ページに親関係が設定されていた場合、その親IDが基準となる。
'rand' - ランダム
'comment_count' - コメント数で並べ替え
'menu_order' - おそらく固定ページ作成の時に利用する「順列」を基準にするのだと思われる。

//↓利用する場合はカスタムフィールドによる検索条件を事前に組む必要がある↓
'meta_value' - カスタムフィールド内の値
'meta_value_num' - カスタムフィールド内の値を数字として認識

頻繁に使う割りに毎回調べている気がするのでまとめる。
「none」の利用方法がよくわからないが、mysqlに入っているものを順番に抜き出す、という意味なのだろうか。

簡単に素敵なキャプチャーを設置できるphpライブラリSecurimageの設置方法

自作フォームを作る必要があったのですが、wordpressプラグインで利用するにはちょっと痒いところに手が届かないところが多く・・・手ごろなものを探していました。

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驚くほどシンプルでイカしたwordpressテーマ「wsc7」をカスタマイズしよう – その2 – ブログのコンセプトを考える

一連の記事→wordpressテーマをカスタマイズしよう Archives – aoringo works

さてはて、そもそも何故ブログのテーマを自作する運びとなったのか。

私の場合、大きな要因は「コンセプト」です。ブログを利用して書評、プログラム、雑感、写真、小説・・・・など多岐にわたります。

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淡々とニコニコ動画を五年間ほど見続けたユーザーのNGリスト

別にえらそうな事を喋ろうというわけでもないのだけれど、ニコニコ動画、それも総合ランキング上位のものをちょこちょこっと淡々と五年間見続けたぬるユーザーのNGリストはこんなものですよ、というのを記事にしてみたいなと思いまして。

参考にしても、いいのよ?

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2012年に読んだ衝撃的だった本たち

今年も色々と本を読みました。全て合わせて300冊程度。みなさんはどのような本を読みましたか? 私の場合、今年は色々と挑戦の年であったように感じます。小説に本腰を入れ、htmlやphp、wordpressなんかにも首を突っ込み、今はC#を楽しく弄ってますよ。

今年は何に力を入れましょうか・・・イラストとか楽しいかも知れません。

ともあれ、振り返りつつのんびりまとめていこうかと思います。

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